監修しているLIXILビジネス情報ウェブに、建築家の吉良森子さんと、建築史家の加藤耕一さんをお迎えした鼎談 「マテリアリティの再発見と新しい建築的ラグジュアリー」が掲載されました。
LIXILビジネス情報ウェブより転載
「建築とまちのぐるぐる資本論」は2023年5月末にスタートした特集連載です。大きなシステムで駆動する金融資本主義などと違った、人、物、空間を含んだ様々な社会資本がぐるぐると循環する経済モデルについて考え、そうしたモデルの実現に寄与する建築やまちづくりのあり方を見出していくというのが大まかな主旨です。あえて経済モデルに着目するのは、もっと言えばお金の問題について考えるのは、それが現代の「創造性」や「創作」を成立させている条件、あるいは基本的枠組みになってしまっているからです。経済的次元に踏み込んでデザインや建築について考えないと本質的な議論ができないと思っています。
特集では、様々な場所へ足を運んで生の声を実践者から聞いている取材とは別に、相対的にかつアカデミックに、あるいは歴史的視座からこれらの状況を俯瞰して見るために鼎談も行っています。2回目である今回の鼎談は、オランダを拠点にされている建築家の吉良森子さんと、建築史家の加藤耕一さんをお迎えしました。ヨーロッパ圏の話題も含んだ水平的な議論、そして長い時間のなかから見る垂直的な議論、その両方ができればと思っています。
詳細はこちら:https://www.biz-lixil.com/column/housing_architecture/gr1_tripartite-talk_002/