監修しているLIXILビジネス情報ウェブに、ReLink 本多栄亮氏による「ヨーロッパで進む建築分野のリユース」が掲載されました

監修しているLIXILビジネス情報ウェブに、ReLink 本多栄亮氏による「ヨーロッパで進む建築分野のリユース」が掲載されました。


LIXILビジネス情報ウェブより転載

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今や、ヤフオクやメルカリ、ジモティーなどモノのリユースによるバリューチェーンをつくるオンラインフリーマーケットは、人々がモノを買う際の選択肢として当たり前のように利用されており、国内のリユース市場は大きな存在になっている。「リサイクル通信」の調査によれば、2022年のリユース市場規模は、前年比7.4%増の2兆8,976億円で、集計を開始した2009年以降、13年連続で拡大を続けており、今後も一層の成長が見込まれている(★1)。しかし、建築分野のリユースは市場としてあまり盛り上がりを見せていない。

建物はとても多くの部材によってつくられている。住宅一棟あたり一万点以上の部材で構成され、大きなビルともなればその数を数えることが困難なほどだ。こうした建物の解体によって捨てられる部材の量は、年間約8,000万トンにも及び、建設業は日本の産業廃棄物のなかで三番目に廃棄が多い業種となっている。捨てられる部材を救い出し、バリューチェーンをつくりながらリユースを促進していくことは、持続的な建築やまちづくりにおいて、必要不可欠だ。


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